2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧
2015年以来一曲づつ続けてきたベートーヴェン交響曲全曲演奏を完結する記念すべき演奏会だ。本来2020年4月完結の予定だったが、それがコロナ禍で今回に延期されたものである。ただし、今回はリゲティ等の斬新な現代曲との組み合わせはなく、シューマンの比較…
東響と音楽監督ジョナサン・ノットによるコンサート形式オペラ・シリーズ、モーツアルトのダ・ポンテ三部作の次はリヒャルト・シュトラウスの「サロメ」だ。今回はとにかくサロメ役のアスミク・グレゴリアンの名唱に尽きた。その美しく妖艶な存在感とシャー…
来年4月から京都市響の常任指揮者に就任予定の沖澤のどかを客演に迎えてたウイーン音楽で構成された落ち着いたマチネだ。スターターはモーツアルトのフリーメーションのための葬送音楽K.477。これはコンサートでは滅多にプログラムに載らない曲で私も生では…
開館以来25年の「劇場史」の中でこの小屋が手がける5つ目のロシア・オペラである。今回は「開場25周年記念公演」と銘打たれている。「ボリス」と言う為政者の孤独をテーマにした作品が、ロシアの一人の為政者によって残虐な侵攻が繰りかえさえているまさにそ…
2020年にコロナ禍の制約の中、「一人芝居」という形で短縮上演された田尾下哲によるプロダクションの、満を持しての「完全版」上演である。舞台は二段仕立てで、主に奥の舞台では物語の深層が常に描写される。加えてレーヴェンスウッドの泉に伝わる幽霊とお…
今年生誕150年と160年を迎える英仏二人の作曲家を集めた興味深い一夜である。指揮は当団首席客演指揮者で英国音楽を得意とする藤岡幸夫だ。まずはひそやかにラルフ・ヴォーン=ウイリアムズの「トマス・タリスの主題による幻想曲」から始まったが、シティ・…
今年の2月に続くバイオリン鈴木舞とピアノ福原彰美のデュオ・コンサートである。今回はCAP代表取締役の坂田廉太郎がプロデュースしているようで、標題のようなタイトルが与えられ、開演前に三人によるプレ・トークがあった。1曲目はストラヴィンスキーの「イ…
