続 Maxのページ

主にコンサートの感想等を書き連ねた備忘録

2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧

東響第99回川崎定期(2025年3月31日)

東響初登場の指揮者オスモ・ヴァンスカがどんな音楽を聞かせてくれるか楽しみに出かけた今シーズン最終の定期である。ニールセンの序曲「ヘリオス」OP.17、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番ハ短調OP.37、そしてプロコフィエフの交響曲第5番変ロ長調Op.100…

コンサート・ホール・ソサエティのこと

もう50年以上も前のことになるが、世界最大のレコードクラブと称する「コンサート・ホール・ソサエティ」という主にクラシック系のレコードクラブの広告を「芸術新潮」等の雑誌でよく見かけることがあった。当時30cmLPは一枚2,000円前後(今のCDとほぼ変わら…

かなっくde古楽アンサンブル(2025年3月22日)

慶應義塾大学の学生団体「慶應バロックアンサンブル」のOB&OGで主に構成されているアンサンブル山手バロッコが、小林恵(ソプラノ)、池田英三子(トランペット)、小野萬里(ヴァイオリン)、坪田一子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)という3名の古楽器奏者をゲス…

神奈川県民ホールの休館によせて

東京では音楽ホールの休館が相次ぐ。現在休館中の東京芸術劇場(2024.9.30~2025.08)に続いては紀尾井ホール(2025.8.1~2026.12.31)、 東京オペラシティの2つのホール(2026.01~06)、サントリーホール(2027.1~秋)東京文化会館(2026.5~3年間)と続いて東京の…

京都市響第698回定期(2025年3月15日)

常任指揮者沖澤のどかが振る今年度2回目の定期演奏会だ。昨秋には出産のため予定されていた定期を欠場したが晴れて出産を終えて復帰である。このプログラムを知った時からとても期待していたが果たして期待は裏切られることはなかった。まずは市響共同委託作…

紀尾井ホール室内管第144回定期(2025年3月14日)

このオケの定期で初めての試みである演奏会形式のオペラに選ばれたのは、モーツァルトの「コジ・ファン・トゥッテ」。指揮は首席指揮者のトレヴァー・ピノックだ。少し奥に下がったオケの前の空間とホール平土間通路を使った家田淳の演出は簡素ながら十分に…

日本オペラ協会「静と義経」(2025年3月9日)

1993年に鎌倉芸術館の開館記念委託作品として制作初演された三木稔の作品で台本はなかにし礼。今回は新鋭生田みゆき演出によるニュープロダクションだ。(当初は三浦安浩がクレジットされていたが一身上の都合とやらで変更された) 指揮は2019年3月に行われ…

東京シティ・フィル第377回定期(2025年3月8日)

思い返せば4年前の今頃はコロナ禍の中で多くの音楽会が中止されたり変更されたりしていた。そんな感染症の状況は未だ完全に払拭された訳ではないのだが、そんなことが遠い過去のことになり平常な生活が戻ってきているのが実に不思議だ。さてTCPの今年度最後…

新国「カルメン」(2025年3月6日)

2021年7月に初演されたアレックス・オリエのプロダクションが3年振りに再演された。指揮はコロナ禍で外人指揮者の欠場が相次いだ時期に日本に残留して強い助っ人として活躍したことが思い出されるガエターノ・スピノーザだ。実は本舞台初演後に行われた「高…

びわ湖ホール「死の都」(2025年3月1日)

昨年の「ばらの騎士」に続くびわ湖ホール芸術監督阪哲朗プロデュース・オペラの第二弾はコルンゴルドの「死の都」である。とは言え今回のプロダクションは2014年3月8日に新国の初演に4日先立って日本初の舞台上演となった故栗山昌良によるプロダクションを岩…